「老後破産」を考えると独立起業は怖すぎる

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現在は安定した大企業で働く30代前半のサラリーマンの方から、独立起業に対する悩みを聞きました。

独立すると「安定収入」が得られるのかどうか不安です。また、独立しないままでいた場合に得られる「生涯収入」が、独立すると下がらないか?定年時はまとまった「退職金」が得られるが、独立するとそれが無いので、老後破産の心配になりますね。

 

老後破産とは

老後破産」とは、高齢者が生活保護基準より低い収入で生活している状態のこと。現在、高齢者世帯の約4割が老後破産状態にあります。 一人暮らしの世帯の半数は低収入で、そのうち3分の1は生活保護を受けており、残り3分の2の高齢者が老後破産の状態にあるようです。

 

河合克義明治学院大教授は「私たちが実施した東京都港区と山形県における調査では、生活保護基準よりも低年収である高齢世帯の割合がどちらも56%と、高齢世帯のほぼ半数にのぼることがわかっています。現在、一人暮らしの高齢世帯はおよそ600万人。推定で300万人が低年収世帯と言ってよいでしょう」そこから、生活保護を受給している高齢世帯を差し引いた、200万以上もの人々が老後破産の状態にあると推定される。日本全国で65歳以上の高齢者の数は3200万人。およそ16人に1人が老後破産の状態にあり、独居高齢者に限れば3人に1人にも上る。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40603

 

独立すると安定収入はなくなる

独立するともちろん安定収入はなくなりますよね。独立起業するときの一番恐怖を感じるところです。特に、大企業で安定して働いている方にとっては、その恵まれた環境を捨てることは容易ではないでしょう。

もし、年収700万円もらっているとして、独立起業してこの年収を稼げるのかどうか。仮に30年間このお給料をもらえるとすれば、生涯年収は2億1千万になります。

 

独立起業するときに既にお客さんがいる人は別として、ゼロスタートの人であれば一般的には2~3年はサラリーマンの年収を超えることはできないでしょう。うまく軌道に乗せることができるかどうかですね。

独立起業の場合は天井がないので、もしかすると年収2000千万、3000千万になるかもしれません。当たり前ですがその場合は生涯年収はサラリーマンより多くなります。

 

「生涯年収」をなぜ重視する必要があるのか?

そもそも、「生涯年収」をなぜ重視する必要があるのかはじっくり考えましょう!

もしサラリーマンの方が「生涯年収」が多くなったとして、それはお金の側面だけ見ればサラリーマンの方がいいですよ。そもそも、2億円の生涯年収で何をしたいのかなんですよね。それが、1億5千万だったらどんな不都合があるのか。

もしサラリーマンとしての仕事内容、人間関係がうまくいかず、会社にいっても充実感がなかったとしたら、人生の2/3以上は無駄な時間を過ごすことになる

 

もちろん、独立起業して老後破産になってしまう恐れをすごく感じて夜も寝れない。その人は安定収入をもらっているほうが無難でしょうね。ゆったりとした老後を送るために、現状はしんどくてツラいこともあるけど「我慢して働く」という選択はいいと思います。

その場合は、独立起業のことはいったんは全く考えないほうが良いので、会社の中でいかに楽しくやりがいを見つけられるのかを真剣に考えることが重要です。

 

「生涯年収」がもし下がったとしても、自分らしい自由な生き方をしたい。で、老後破産の不安もさほどないのであれば、独立起業も道も考えればいいのかなと。

どっちにしても独立起業するかどうかの決断は、「お金」のことが最大の問題になる。「お金」だけではない、自由、自律性、働きがいなどトータル的な判断になるので、最後はやっぱり「自分の人生をどうデザインしたいのか」になるのでしょうね。

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