プレゼン成功させる話し方のコツ!心理学視点!

プレゼンを成功させるためには聴衆を引き込むことが重要です。どんな話し方や構成をすれば、聴衆を引き込み、満足してもらい、こちらが望んでいる行動をとってもらえるようになるのでしょうか。
心理学視点から話し方、構成のコツについて見ていきましょう!
(参考:心理学的に正しいプレゼン~聴衆を納得させる99のアプローチ)
無意識の要素に訴えかける話の構成
人がモノゴトを判断するときには、論理よりも直感が大事と言われています。プレゼンを聞いている人は、数値など客観的証明も大事にしていますが、なんとなくという感覚で取捨選択をしてるんですね。
なので、プレゼンをする側は聞き手の無意識レベルのいかに訴えかけられることができるのかどうかを考えておかなければなりません。
無意識の意思決定に影響する要素は次の5つ。
・他者が最もよく使っているのものはどれか
・自分の関心事と一致するものはどれか
・その購入で何らかの義務や社会的な負債を清算できるか
・失う恐れ
・自分にとって特別な衝動、動機、懸念
こういった要素を意識しながら、プレゼン内容の構成を組み立てるようにしましょう!
自信を見せる
これは大前提かもしれませんが、自信がなさそうに話をしてしまうと、相手の意思決定に影響を与えることはできません。
心理学的にいうと、人は一瞬にして他者評価をしていると言われます。そして怖いことにその印象はプレゼンの間ずっと続いてしまいます。
なので、特に最初の挨拶や自己紹介でオドオドしてはいけません。もっというと、プレゼン前のあなたの準備の様子もすべて見られているので、堂々と振る舞う必要があるので注意しましょう!
共感できるストーリーを盛り込む
相手を引き込むためには、抽象的な話ばかりをしてはいけません。あなたの体験談をストーリー仕立てでイメージが沸くようにテンポよく話をしましょう!
自慢話ばかりでなく、苦労したことや失敗したことを盛り込んで共感してもらうことを忘れないように。
共感に関するタニア・シンガーの研究(2004年)では、下記のような発表があります。
「痛みを抱える人のストーリーを被験者が読むとき、痛みの不快の度合いを処理する領域が活性化した。ストーリーを語るとき、聞き手はまるで自分の出来事を経験しているかのように、脳を反応させるのだ。」
目標への進行状況を伝える
聞き手は、「今日はどんな構成で進むんだろう」「今はどれくらいまで話が進んでいるんだろう」「今日の最終目的は何なんだろう」とか気になります。
そういったことが曖昧になると集中できませんし、話を聞いているときにドンドン進んでいるな~という感覚があると物事を前向きに考えやすくなるのです。
たとえば、SHOPスタンプカードの話なんですが、下記どっちのケースの方がより早くスタンプがたまっていくでしょうか。
A:スタンプを押すマスは8個あり、最初すべてのマスが空いている。
B:スタンプを押すマスは10個あり、最初から2マスはすでに押してある。
これ、Bの方が早くスタンプが貯まるということが心理学的研究でわかっています。いわゆる目標勾配効果ですね。
目標に近づいていくと活動の速度が増すという考え方です。
こういうことからも、プレゼン中も全体の中で今どこを話していて、どれくらいで終わるのかを確認すると、話に集中してもらえるのです。
▶人前で話す時に声が震える。顔が真っ赤になる。緊張を克服する方法
まとめ
プレゼン成功させる話し方のコツ!心理学視点!をみてきたのですが、再度ポイントをみておきますね。
①無意識の要素に訴えかける話の構成
②自信を見せる
③共感できるストーリーを盛り込む
④目標への進行状況を伝える
もちろんこれだけではないのですが、心理学の観点からすると、プレゼンを成功させるためにはかなり重要度の高い項目になっていますので、絶対にプレゼンを成功させたい場合は、このポイントを実践しましょう!