セルフイメージって書き換えられないんですよね

セルフイメージとは、自分自身で考えている自分像って感じでしょうか。
自分で考えている自分のイメージですね。セルフイメージが高いと自信につながり、セルフイメージが低いと不安につながります。
これは実際の評価がどうかとは関係なく、自分がどう思うかだけ。
なので、本当はブサイクであったとしても、カッコいいと自分が思っていればそれでいい。逆に周りからはカッコいいと評判でも、自身がブサイクと思っているのであれば、その人はどことなく自信がなく頼りなく見えてしまうのです。
セルフイメージが高いと自分に対する自信がありますので、どんなことでも前向きに取り組むことができます。
一方、セルフイメージが低いと「どうせ、自分はこんなもの」という評価をくだしてしまうので、すぐに諦めてしまいます。
そこで、セルフイメージを高めたり、セルフイメージの書き換えをしましょうということになるのですが、これかなり困難なんですよね。
セルフイメージを高めることの難しさ
自分の枠内でしかイメージできない
私も能力進化塾100倍塾の中で、セルフイメージを高めることの重要性や訓練方法(アファメーション)をしつこくお伝えします。
でも、ちょっとやそっとじゃ「セルフイメージ」を変えることはできません。
なぜかというと、セルフイメージというのは自分で決めるモノで、最終的にはセルフイメージの書き換えも自分で行うからです。
どういうことかというと、どこまでいっても「自分の枠」があり、自分の枠をはみ出たところでの評価はできないのです。
たとえば、こんな質問をしたとしましょう。
「もしあなたがどんなビジネスをしても成功する。能力も人脈も揃っているので、どんなビジネスをやっていきたいですか。いくら稼ぎたいですか。」
このときに、「そうですね。社員を10人雇って10億円のコンサルティング会社の経営者ですね」と答えたとします。
これが、あなたが考えている「自分枠」ということです。
この人は良い悪い関係なく、1兆円の会社をイメージすることはできないのです。あくまでも自分が想像できる枠内でしか「セルフイメージ」を書き換えることができません。
想像できないものをイメージすることはできないですよね。
性格の書き換えの難しさ
ビジネスの報酬のことで説明しましたが、性格的なことになるともっと難しいのです。
もし、あなたがこれまでの人生で成功体験が少ないとします。自分のことを「役に立たない人間である。何をやってもうまくいかない」と信じている。
そのイメージを書き換えましょうと。
「あなたは多くの人にお役に立てる人間です。何をやってもうまくいきますよ」と伝えます。最初は、信じる努力をしてイメージの書き換えを頑張るのですが、やっぱり想像ができない。
自分が多くの人のお役に立ったことがないので、イメージの書き換えができないのです。
それでも、セルフイメージを高めることの大切さを伝えたい人たちは「もっと自分を信じて毎日アファメーションをやりましょう」と言い続けます。
もちろん私も。
でも、我武者羅にやるだけではダメなんですよね。
セルフイメージを高めるためのコツ
セルフイメージを高める(書き換える)ためには、まずはイメージができることを真剣に考えてみることです。いいですか。真剣にです!
とりあえずやればいいとかのレベルではありませんよ。ど真剣にやる必要があります。
どこまでリアリティーを持てる範囲でイメージできるかどうか。身近な人をイメージしてみる。そして実際に自分より少し上のレベルの人の背中を見ること。どんなことをやっているのか観察する。
あとは、イメージをしているだけでは高めることができないので、怖がらずにチャレンジすることですね。笑いものにされる。嫌われ者になる。
そういった覚悟をもって取り組むことで、ようやく「自分の枠」を壊すことができるのです。
普通のことをやっていると、まず壊すことはできませんね。
付き合う人を変える。自分のイヤな部分を包み隠さず見せてみる。何かを偏愛してみる。リスクを取ってみる。
ぜひ、セルフイメージを高めたい人は、いったん枠をぶち壊す覚悟でがんばってみてくださいね!