ポジティブ心理学という学問はバカにされやすい?!

こんにちわ。多田です。
今日は「ポジティブ心理学」について思うことを書きます。
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1.ポジティブ心理学とは
ポジティブ心理学とは、「人間の生活におけるポジティブな側面、つまり、幸福やウェルビーイング(よりよい生き方、心身ともに健康な生き方)、反映について研究する学問」です。
巷にある自己啓発とは異なる、科学的な研究、実証に裏付けされたものです。
マジメに「幸福」と「ウェルビーイング(持続的幸福)」の違いについて考えています。
ちゃんと研究機関もあり、人の感情変化や行動変化などをマジメにデータをとって調べています。しかも世界各国で研究されているので本来的な人の持っている感情や気持ちについての本質を追求できているかと。
しかし、いかんせんポジティブ心理学という名称がイマイチなんですよね。ネーミングでかなり損してると思います。
1つ1つの提言も当たり前のことが書かれていて、どうもビジネス現場にうまく取り入れられていない感じがします。そんなの当然でしょって軽い扱いになってしまう。
たとえば、幸せになるための代表的な行動をあげてみるとこんな感じ。
①感謝の気持ちをあらわす
②楽観的になる
③考えすぎない、他人と比較しない
④人を許す
⑤熱中できる活動を増やす
⑥目標達成に全力をつくす など
これを見て、学びたいって思うかどうか・・・
普通のひとなら、お金だして学びたいって思わないですよね 笑
人が学びたいと思うのは、自分の知らない世界があり、それを知りたいと思うから。
私は能力開発のプロとして興味を持っているのでお金を払って勉強しているだけです。
2.実際に自分のビジネスの基盤として落とし込めているか
2-1 報酬にも影響がある
ただ、上記の幸せになるための行動が実際に日々できているかどうかは別です。これを真剣に自分の人生に落とし込めている人は少ない。しかもビジネスベースにまで落とし込めている人はもっと減ります。
ポジティブ心理学で大事にしていることは、モノやお金では決してありません。なので、お金を稼ぐことに対しては積極的に言いにくい。
なので、ビジネスと相性が悪いのかなと。
個人的には、これほどしっかりとエビデンスがとれている心理学だからこそ、もっとビジネスの世界にも取り入れることができればいいのに、と思っています。
私の周りには、ポジティブ心理学をしっかりと実践し、しっかりとお金も稼いでいる人はたくさんいますから。
本の中でも、ポジティブ心理学をちゃんと実践できている人の報酬水準は、実践できていない人と比べると高いというデータも公開されています。
なので、いま報酬水準が低かったり、実績を出せていない人は、ちゃんとポジティブ心理学をビジネスベースで落とし込めていないということになります。
ポジティブ思考の方は、幸福感を感じやすいですし、嫌なことが起こっても回復力が備わっています。収入に関してもポジティブ思考の人のほうが、ネガティブ思考の人より収入が高いということが研究でわかっています。
2-2 ポジティブ思考かどうかは遺伝で決まっている?!
ただ現在の研究においては、このポジティブかネガティブかというのは、50%は遺伝で決まっていて、幸福感を感じる基準値みたいなものがあるそうです。…
良いことや悪いことがあっても、幸福感を感じる基準値が10点中8点の人は、概ね8点に戻る。逆に3点の人は概ね3点に戻ります。なので、後者の人は概ね不満、不愉快、不安、イライラ感情に悩むのです。
しかし、これが真実だとしても、自分でコントロールできる範囲が40%は残っています。
これはかなり大きな割合でのコントロール要因なんです。(10%分はなかなか変えられない環境要因です)
この40%コントロール領域をいかにうまく活用できるか。それが、よりよい人生を送れるかどうか、幸せになれるかどうか、才能を発揮できるかどうかの大きなポイントになるのです。
ちなみに、ポジティブ心理学に関わる大きな団体としてはこんなところがあります。
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