カウンセラーこそ強くなれ!悩みいっぱいのカウンセラーに相談したくない

カウンセラーの人、強くなりましょう!私は心理カウンセラーの資格を2つ持っています。カウンセラー仲間もたくさんいるし、カウンセラー資格を目指すひとのために指導もやっています。
だからこそ日々思うことがあるんですね。カウンセラーの人は本当に心やさしい人が多いのです。相手への気遣いはピカイチです。細かいところに目が行き届く。一緒にいると安心できますね。
でも、でもなんですよ。そういう人に限って、すごく自身のことで悩んでいることが多いのです。クライエントさんの悩みを聴く、悩みに寄り添うことが必要なのに、本当は自身がすごく悩んでしまっているんです。自分に自信がない人もいっぱいいます。
カウンセラーの価値観や考えが反映されてしまう
確かに、カウンセリングは傾聴が一番大事なんで、自身に悩みがあろうがあるまいが影響ないとも言えます。でも、本当にそうでしょうか。
悩み相談を受けるときに、必ず自分の価値観や考え方が少なからず反映されてしまいます。一切、無にすることなんでできないのです。当然ですよね。
いくらクライエントさんのことを全受容すると言っても、何か感じてしまうからです。
たとえば、クライエントさんが「職場で嫌いな上司がいて、会社にいくのが苦痛なんでもう会社を辞めようと思う」と話をされたとして、基本は「そうなんですね」とすべてを受容します。
でも、アタマのどこかで「ほんとカワイソウだな」「私も嫌いな上司います~」とか何かを考えてしまいます。思考をストップすることはできないのです。
もし、あなた自身が人間関係でしんどい思いをしているのであれば、あなたの感じている人間関係の煩わしさのイメージが話を聴いている時に知らず知らずのうちに反映されてしまっているということです。
自己解決能力を信じ切れていますか
あなたが悩みを抱えていたりマイナス思考になりがちな性格だとすると、やっぱり傾聴姿勢がそうなってしまうんですよね。カウンセラーはアドバイスをしなくてもいい。クライエントさんの自己解決能力を信じる。
これが基本中の基本ですが、あなた自身が悩みから解放されていないのに、なぜクライエントさんの自己解決能力を信じることができるのでしょうか。
私は人の潜在能力のパワーをトコトン信じています。人には無限の可能性があると。それは自分自身に対しても、一点の曇りなく思っているんです。自分はできると。
だからこそ、クライエントさんの潜在能力を信じ切れる。私は、何をやってもウマくいかなかった期間が長かったけど、心の使い方を学んでからドンドン人生が好転していって克服できたからこそ相手を信じ切れるパワーを身に付けれたのです。
カウンセラーとして魂のレベルで会話する
私はカウンセラーの立場として話を聴いているときも同じなんです。まずは自分の悩みを処理できる。コントロールできるチカラが自分にはあるし、実際にうまく付き合っていけてるという自己信頼があるのです。
だからこそ、カウンセラーとして学んできたスキル、心理学の知識を使って、クライエントさんの悩みと「ど真剣」に対峙できる。
カウンセラーとしてのスキルや知識だけを学んでも、ハッキリ言ってそんなの実際の現場では役に立たないですよ。やっぱり生身の人間だからこそ、魂のレベルで会話をしないといけないのです。本当にすばらしいカウンセラーさんは、絶対に自己信頼できていると思うし、自己確立できているハズです。
表面上の傾聴スキルだけ学んでも、クライエントさんの魂レベルでの悩みと向き合うことはできませんね。
カウンセラーの人に最後にひとこと
私はカウンセラーど真ん中の人間ではありません。アドバイスもどんどんしてしまうし、問題解決もしたいと思ってしまうので。
あったかい心でクライエントさんを包み込めるような人たちは、山ほどいるのでその人たちに本当に頑張ってもらいたいと願っているのです。かなり真剣に思っています。
カウンセラーが今いち普及しない。お金を払ってまで相談をしたい。と思われないのは、こういうところに原因があるのではないでしょうか。
カウンセラーこそ、強くたくましく生きていかないといけない。その人自身の存在が、クライエントさんに勇気と元気を与えられる。暖かさ、優しさは多くの人が兼ねそなえているので、「強さ」が備わると、もっと素晴らしいカウンセラーさんが増えるハズなんです。
悩みいっぱいのカウンセラーさんが増えるとよくありません。傾聴することがメインなんでバレないと思っているのは大間違いです。魂のレベルで絶対に伝わりますから。なので、カウンセラーの人こそ、強くたくましい心の形成に励んで欲しいですね!