トップセールスマンから学ぶ「ヘッドピン」を見極めてパワーを注入する技術

トップセールスマンと言われる人は、もちろん話術にたけているのかも知れません。もしくは傾聴スキル、質問スキルが優れています。
成果をだす秘訣
でも、それだけでは一流のトップセールスマンにはなれないでしょう。私は偶然すぐ近くにとんでもない営業の天才がいます。人脈、経験、知識ゼロから、他に追随を許さないほどの成績をだしているのです。
秘訣を聞くといつも同じ答えです。
「目の前のお客様に喜んでもらうことだけを考える」
「まずは相手に勝たせる。相手が望んでいるを徹底的にする」
「いつも感謝の気持ちを忘れない。恩返しする」
これさえ守ればどんなビジネスでもうまくいく。「ビジネスで成功するのはそんなに難しいことではないと思います」と。
上手くいっていない人はひねくれているということですね。成功している人がいくらいい話をしても素直に行動に移せない。いいアドバイスをもらっても、いい講演を聞いても、自己流を貫き通す。これでは現状を変えることができません。難しく複雑に考えてしまうが故に、パワーが分散してしまい自分の強みを活かしきれていないということですね。
ヘッドピンの法則
さらに、ビジネスで成果を残すためには、自分の強みと自分の時間や人脈をフルに活用し相乗効果を出せなければいけません。トップセールスマンが使うスキルとして(おそらく成果を残せている人の多くは使っています)、ヘッドピンの法則があります。
できる人はヘッドピンを倒しにいく。そこを倒せば、その後ろのピンが倒れるから、後ろのピンを倒しにいかなくていい。
— 多田健次 (@tadakenji49) September 29, 2015
ボーリングの「ヘッドピン」をしっかりと絶妙の角度から当てれば、あとのピンはすべて綺麗に倒れてくれます。これをビジネスでも実践するのです。
やはり、ビジネスでは実績や地位などによって、その人が持っているパワーすなわち「影響力」に差があります。当然のことですよね。
成果の出せる人は、「ヘッドピン」をしっかりと見ています。そして、その人を勝たせることを常に考えているのです。その人に勝ってもらうことで、必ず何かしらのカタチで自分に戻ってくると考えています。
ヘッドピンの法則を実践する上での注意点
ただし、注意点もあります。それは、見返りは一切求めてやるのではなく、その人に喜んでもらうためにやるということ。それと、自分と同じような波長を持っている、すなわちこの人も「感謝の気持ち」「利他の精神」をもっていると感じる人を選ぶことです。
そういう心を持ち合わせていない人は、「自分だけが良ければいい」と思っているので、恩も感じてくれません。そうすれば、与えた方もいずれ疲弊してしまうからです。
なので、自分の波長と合う人、私であれば一番大事にしている人生のポリシーワードに「感謝」があるので、「感謝」の気持ちを持てない人と一緒に仕事をしないということですね。
しっかりと「ヘッドピン」を見極めて、その人の望みを叶えてあげることに全力を尽くすことを忘れないようにしましょう!
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